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第21回紙わざ大賞展を観てきました(追記あり) [日々色々…]

久しぶりの更新です。
前回が5月の藤の話題なのでナント4ヶ月ぶりですか…スミマセン(…って誰に?(^^;))

少し前になりますが、先々週9月16日に銀座で開催されていた「紙わざ大賞展」を観に行ってきました。
今年度より主催が静岡の島田市から特種東海製紙さんに引き継がれて規模も大きくなり、
応募数も昨年の7〜8倍。
実は私も挑戦していたのですが、応募数を聞いてビックリでした。

今回の大賞は井上隆夫さんの「黙する言語〈時の形象〉」という作品です。
この数年しばらく半立体の作品が続いていたことと、審査員長が日比野克彦さんということで
そろそろ立体モノがくるかなと、なんとなく思いながら自分も制作していたのですが
予感は悲しいことに的中です。
大賞の発表で井上さんと聞いて“そうきたかあ!”というのが私の最初の印象でした。
正直なところ、自分の作品が入賞どころか展示作品としてぎりぎりの準入選という結果は
とても悔しかったのですが、大賞については納得です。
本当におめでとうございます。
作品展の様子はこちらから→

井上さんは紙わざ大賞の初期からずっと出品し続けている作家さんで、
第4回にも大賞を受賞しています。
作品自体は一般人の私などからすると少々難解…でしょうかね(笑)
この数年はずっと「黙する言語」シリーズを出品されており、私も何点か実際に拝見しています。
昨年と一昨年は半分焦げて炭化した角材を釘で打ち付けたような作品で、近くで何分凝視していても
どこからどうみてもただの燃え残りの角材にしか見えません。作品を目の前にただ唸るばかり…。
これまでの作品はこちら→http://www.galleryshirakawa.com/blog/?p=159
この作品を実際に見た時、当時の主催者だった島田市の方に
「これ、紙なんですか?」と伺うと
担当の方は「う〜ん、実はわからないんだよね」と、困ったように答え、紙だとは断定しませんでした。
毎回このような作品で主催者を悩ませ続け、でも無視することのできない存在感を
紙わざ大賞という歴史の中で20年間保ち続けてきたのだと思います。
出品しているほかの作品ではなく
入賞作品を選ぶ主催者であったり、審査に対して
「どうだ、これを大賞に選べるか?」と挑んでいるように思えます。
でもこれが紙であるなら、まさに神わざですばらしい技術であることに間違いありません。
ただ紙を木に似せる事がコンセプトではなく、もっと深い意味がこめられているようです…。

今回は、あらためて紙の奥深さを痛感しました。紙は本当に面白いです。
大賞作品をはじめとして、今回も素晴らしい作品がたくさんありました。
準大賞の作品にもやられました!この作品を思いつく頭の柔らかさが私も欲しいー!(笑)

銀座での展示会は終了しましたが今後も入賞作品の展示があるようです。
興味のある方、大賞作品が紙なのか木なのか自分の目で確かめてみたいという方は
まずは東京の特種東海製紙さんで入賞作品選抜展があるようなので、実際にご覧になってみてくださいね。


残念ですが10月6日からの東京での選抜展にはおそらく私の作品は展示されないので
こちらにちょこっと写真を掲載しますね…
(※追記:10月6日からの選抜展にも展示されることになりました!)

Primavera.jpg

●春〜プリマヴェーラ〜(大きさ600×800×120mm)
ボッティチェリの「プリマヴェーラ」を動物にかえてレリーフ作品に仕上げたものです。
実は作品の中、数カ所で今回の震災からの復興に願いを込めて
アレンジしているというのはここだけの話しです(笑)

このあと、方々の展示会に展示していただいたのち、来年の今頃には手許に戻ってくるようですので
来年、何かの機会にお披露目したいと考えております。






え〜と、そしてここからはひとりごと…
今回紙わざ大賞がメディアにも大きく取り上げられてうれしい限りです。
大きく取り上げられれば、その分だけ湾曲された情報や違った視点でのコメントが
つくのも仕方のないことなのかもしれません。

ただ…「紙わざ大賞」と検索をかけると
最初に目に入ってくるのが「痛いニュース」とか「けしからん作品」とか…
これまで毎年出品する事を目標に制作してきた方々や作品展を楽しみにしてきた方がいる中で
ちょっと悲しく感じているのは私だけではないはず。
今回話題になっている作品は完成度も高いし、実際に審査で優秀と認められたものなので
作品自体を批判するものではないのですが
特にすぐに反応の出るネットメディアというのは怖いと感じました。

来年以降も紙わざ大賞そのものは、もちろん楽しみにしているのですが、
そこのところを主催者さんには少しだけ考えていただきたいなあ…と
勝手な独り言でした。

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